日曜日は、部崎灯台を後に山口県の下関市の火の山に行きました。
バードウォッチングが目的でしたが、関門海峡の通過する豪華客船に興味を持ったので、これに関する話をします。
関門海峡は、車では関門橋と関門橋の下にある関門海底トンネルのどちらかを通り渡ります。
今回は通行料金の安い関門海底トンネルを通りました。軽自動車は110円です。
九州から本州へ車で渡るには、二つのルートしかないので、大渋滞していました。
もう一つくらいルートを作らないと、災害の時が不安になるように感じました。
火の山に登ったのは子供の時以来で、過去の記憶がなく、新鮮な感じで景色を眺めました。
火の山の由来は、関門海峡への敵の侵入を防ぐために狼煙を上げた場所であることから来ているようです。
以前もお話ししましたが、関門海峡は、日本海から瀬戸内海に抜ける唯一の場所になります。
また、福岡と大阪までの瀬戸内海沿いから、名古屋、東京までを「太平洋ベルト地帯」と呼び、関門海峡を渡ります。東海道山陽新幹線もこのルートを通ります。
このため巨大大橋や海底トンネルも日本で最初にできた場所です。
現在は航空機の輸送が中心の時代になったので、重要度が少し下がっていますが、現在も船や鉄道では重要な場所になります。
火の山に登り観察すると、ちょうど豪華客船が関門橋を通過中でした。
客船は、インタネットで調べると東京を出発し、韓国、長崎、沖縄、高知を通り横浜に戻る船のようです。
他の豪華客船も通過するのを見ることがあります。
このため、今回は関門海峡の客船の通過ルートについて説明します。
写真は客船が関門橋を通過前です。
関門海峡の最も狭い部分を壇之浦と言い、橋とトンネルが通っています。
幅は1km以下です。
もっと大きい船だと、ぎりぎりの高さで関門橋を通過していきます。
関門橋を通過中です。
関門橋を通過しました。
客船は関門橋を通過し、九州の小倉側に向かっています
関門海峡の西側の入り口に向けて、右側に大きく旋回します。
客船が大きく右側に旋回しました。
観察する場所を代え、火の山の別の展望台から関門海峡を抜ける客船を確認しました。
向こう側が北九州工業地帯です。
その後は、藍島や馬島、六連島の間を抜けて、韓国方面に向かうようです。
以前通過した別の客船です。
いろいろな船が通過していきます。
一方関門海峡の東側の入り口です。
大分や山口方面が見える瀬戸内海から、船は大きく旋回して海峡に入ってきます。
関門海峡は狭いですが、スエズ運河やパナマ運河のような役割を果たしているようです。
大型船はすれ違うように行き来しています。
火の山と関門海峡を示した地図です。
火の山については、要塞跡が多くあるので別途報告します。
以前報告した門司側から見た景色や周辺の島についての投稿です。