3度目の福岡市の干潟への訪問になります。
今回は干潟にいたミヤコドリに注目し観察しました。
2度目までは下の写真のように、嘴と身体は確認できますが目が確認できていませんでした。
家に帰り写真をパソコンで確認するとがっかりしました。
このため撮影位置や逆光を避けるなど撮影条件を変え試行錯誤しました。
ミヤコドリの黒目(くろまなこ)が目全体に広がっており、顔の黒と判別がつき難いので撮影ができなかったようです。
図鑑で調べると、黒目が目全体に広がっているのは若鳥のミヤコドリでした。
ミヤコドリを脅さないように望遠レンズを使用しており、かなり距離を取っていますが、カメラの条件を調整し、比較的近くにいるミヤコドリを撮影すると目が写るようになりました。
下の写真に示すように、遠くにいたミヤコドリは白目(しろまなこ)が赤く目の大部分を占めています。また、黒目があまり見えませんでした。成鳥のミヤコドリのようです。
赤目であればカメラの条件を詳細に調整しなくても目を撮影できます。但し距離が更に離れているので写真がボケます。
おそらく成鳥のミヤコドリは警戒心が強く、干潟の沖の方にいるようです。
ちなみに佐賀県の干潟で撮影したミヤコドリです。
ミヤコドリの数が少なく、写真を撮影するにはかなり遠くにいました。
目が赤で福岡市の干潟にいたミヤコドリよりも嘴が黄色でした。
図鑑で調べると2月ころの真冬に見られる成鳥のミヤコドリのようです。
ミヤコドリの撮影がうまくできなかった理由が解りました。また、若鳥と成鳥の違いも解りました。
バードウォッチングの課題を解決し改善した写真を見るのは楽しいです。
ますますバードウォッチングが面白くなります。