先日投稿したアウトドアスポーツで見つけた日本の食文化に違いについて、その2を報告します
①餅
正月に食べる餅です。
西日本は丸餅です。
丸餅とは、東日本で食べる大福と同じ形ですが焼いたり雑煮で食べます。
一方で東日本は切り餅のようです。
静岡に住んでいたことがあり、正月の餅が切り餅なのには驚きました。
さらに西日本では丸餅の中に餡子を入れ、焼いて食べますが、東日本では、そのような食べ方はありませんでした。あんころ餅のように、餅の外に餡子を付けて食べるようです。
但し、鏡餅は東日本も丸餅のようです。
見たことはありませんが、京都の雑煮は白味噌じたてにあんこ餅が入っている様です。
写真は丸餅と、九州の甘口醤油です。
丸餅は市販品のため、家庭で作る丸餅よりも少し小さいです。
九州の甘口醤油ですが、東日本の醤油に比べて、色が濃いように見えると思います。
九州の醤油と丸餅の海苔巻き
丸餅の焼き餅
焼き前の丸餅
②刺身 魚
最近は西日本と東日本で魚の食べる種類に違いがないように感じますが、20から30年前は、西日本は白身の鯛やフグの様な魚が好まれ、東日本ではマグロやカツオの様な赤身の魚が好まれていたようです。
私が東日本で初めて知ったのは金目鯛です。九州では高級魚のイメージはなかったのですが、東日本では高級魚として刺身で食べているのには驚きました。
一方で西日本では、トラフグは昔から高級魚でしたが、その他のマフグなどは安く刺身として食べていました。マフグはトラフグとはあまり食感が変わらないので、東日本から来た人はフグの刺身が安く手に入るのには驚いていました。
最近は魚の乱獲あるのでしょうか、マグロは日本海側でフグは太平洋側で取れることもあり、昔とは逆になっています。このため、日本各地の食文化も変わってきているように感じます。
③焼き鳥
九州では、牛肉も豚肉もウインナも、串に刺して焼いている物は、焼き鳥と言います。
最近は東京の焼き鳥店でも牛肉や豚肉を見かけるようになりましたが、20年以上前に静岡県の焼き鳥屋で豚バラを注文すると、串揚げはあるけど豚バラはないよと笑われました。
豚バラは、九州の焼き鳥の定番です。豚バラの少し厚い肉を四角に切って串に刺し、塩焼きで食べますが非常に美味しいです。
今度焼き鳥屋に行った時に、豚バラの写真を撮影しブログに掲載します。
一方で鶏肉の焼き鳥は、個人的な好みかもしれませんが東京の焼き鳥の方が鳥専門のためか美味しい様に感じます。
④おでん種
私は「はんぺん」というのは、九州など西日本では見たことはありません。静岡に住んでいた時にはんぺんを知りました。特に白はんぺんというのは見たことのない食べ物でした。
はんぺんは魚肉の練り物ですが、九州で、これと似たものを北九州地方では「てんぷら」と言います。南九州地方の「さつま揚げ」と似たものです。コロモをつけた天麩羅とは別物です。
九州では「ごぼう天」「野菜天」「ヒラ天」や変わり種では「餅天」など魚肉の練り物にいろいろな食材を入れて揚げたものがおでん種になっています。
最近は東京の居酒屋でもさつま揚げは見かけるようになりました。
サイクリングやマラソン大会の参加、旅行などアウトドアスポーツをすることで、地方の食文化の違いがわかりました。