朝早く起きて出発しました。7時ごろにハイタカが角島を出発するのを見るためです。
7時ごろから海岸沿いで観察をはじめましたが、観察位置が悪かったのか、ハイタカはほとんどいませんでした。
3時間くらいして帰ろうとしましたが、わざわざ遠くから来たので、どこか撮影している人がいないか双眼鏡で確認しました。
ハイタカ1
遠くの山の頂上で、バードウォッチングしていると思われる人影を見つけました。
山頂まではかなり時間がかかりそうでしたが歩いていくことにしました。
私のバードウォッチングは、ウォーキング等で移動しスポーツとすることを基本としています。特に知らない山道や小道は車が立ち往生する可能性があるので、疲れてもできるだけ歩くか自転車で行くようにしています。
山の頂上に近付くと、聞いたことのある人の声がしました。
鳥に関して非常に詳しい方で、他の観察場所でもよくお会いする方です。
もう一人いらっしゃいましたが、その方も非常に鳥に関して詳しい方でした。
二人の方の解説を聞いて観察を始めました。
やはり、7時ごろに飛び立ったハイタカが多くいたようです。
山の頂上に早く行けばよかったと少し後悔しましたが、ハイタカが飛ぶのを少しは観察できました。
角島のハイタカを撮影するには飛びたつ直前がよいようです。
ハイタカが飛び立った後では、気流に乗るので高度を上げており、撮影が難しいようです。
このため残念ですが写真が今一つでした。
ハイタカは角島を出発して沖ノ島や、壱岐、対馬を経由して、朝鮮半島に渡ります。
角島から沖ノ島の距離は約70kmです。沖ノ島から対馬が約70kmです。
更に対馬から韓国が約50kmです。
角島から韓国までは、直線距離では約100kmですが間に島がありません。
参考出典は、「国土地理院」または「地理院タイル」地理院タイル一覧ページ(https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html)へ
沖ノ島までは2時間くらいはかかるようです。
ハイタカは、カモのように海に浮かぶ手段を持っていないので命がけです。
力尽きると水没することもあるようです。
オスが先行し、メスやヒナは後日渡るようです。
ロケットや飛行機も同じですが、飛ぶには重力に逆らうので大量の燃料を使います。おそらくに動物が陸上で走ったり歩くよりも鳥が飛ぶことの方がエネルギを使うと思われます。このため鳥も目的地までのエネルギを考えて行動しているようです。
沖ノ島の方向を眺める
角島の灯台
11時ごろに遅れて、旅立つハイタカが数羽いました。
気流に乗って、かなり高い所を飛んできます。
時間が遅いので、大丈夫なのか心配していました。
ハイタカ2
ハイタカは旅立つ決心がつかなかったのでしょう。
かなり海の沖まで出ましたが戻ってきました。
明日もう一度のチャレンジになると思います。
なにかのドラマのように思え感動しました。
ハイタカ3
以前ブログで紹介したハチクマ等の猛禽類は、島の間隔が狭い列島のような所を通るので、角島のハイタカの方が緊張感があるようです。
その他の鳥では、ジョウビタキやイソヒヨドリ、ヒメウがいました。
ヒメウ
もう一度角島に出向き、ハイタカを観察したいと思います。
以前投稿した角島のブログです。