関門海峡の絶景です。
冬のため、空気が澄んでおり、はるか遠くの沖ノ島が見えました。
沖ノ島は「海の正倉院」と言われる世界遺産に指定された島です。
一般の人は立ち入ることができません。
4世紀後半からのシルクロードを介してのガラス製椀や金製の指輪や銅鏡等が見つかっているようです。
写真1では分かり難いので、拡大した写真を写真2と写真3に掲載します。
写真1の、手前の島が宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘で有名な巌流島です。
巌流島には、下関市から観光船で渡ることが出来ます。
更に手前には、私が以前掲載したことのある藍島や馬島、六連島が見えます。
写真1 沖ノ島と巌流島
写真2 沖ノ島と白島、馬島
写真3 沖ノ島の拡大写真と白島
バードウォッチングを目的に風師山に登りましたが、絶景の撮影が中心になりました。
以前のバードウォッチングでは、以下の鳥が観察できました。
写真4は関門海峡の西側の入り口です。左側が北九州市、右側が下関市です。
関門海峡が大きく曲がっているのが確認できます。
明治維新の下関戦争で長州が欧米列強に負けて、彦島が危うく香港のような状態になりそうでしたが、高杉晋作が阻止したと言われる場所です。
下関市街と彦島の間は、狭い所は小川ほどの海峡が存在しており、一般道路にあるような橋が架かっています。
このため、現在は島と言うようなイメージはありません。
写真4 関門海峡の入り口
次に写真5は壇之浦と関門橋です。
壇之浦の戦いで源平合戦が行われた場所です。
時間によって、潮の流れが変わります。
写真5 壇之浦と関門橋
写真6が関門海峡の東側の入り口です。
幕府の第二次長州征伐で下関市の長府の功山寺から高杉晋作や伊藤博文が決起し、明治維新が始まった場所です。
古代は、中国や朝鮮半島から沖ノ島、関門海峡を通り、近畿方面の大和朝廷(正倉院等)にいろいろな文化が伝わったようです。
一方で、壇之浦の戦いや巌流島の決闘、長州征伐、下関戦争など、歴史の変わり目の戦いになった場所です。